[Android]外部ストレージのファイルに読み書きを行う | 妄想プログラマのらくがき帳

2013年1月21日月曜日

[Android]外部ストレージのファイルに読み書きを行う

Androidアプリのファイル保存先には外部ストレージもあります。
外部ストレージの特徴として以下の3点が挙げられます。
  • デバイスが取り外されていて使用できない場合がある
  • ファイルは外部から読み書き可能
    (内部ストレージに保存するときみたいに、Context.MODE_PRIVATEを指定して外部に非公開にできない)
  • 保存したファイルはアプリのアンインストール時に削除される
外部ストレージに置いたファイルは他アプリからもアクセス可能なので、
他アプリから使用するようなデータは外部ストレージに保存します。

外部ストレージが使用可能かチェックする

外部ストレージは常に使用可能とは限らないので、読み書きする前に使用可能かチェックする必要があります。
読み書き可能かどうかはEnvironment.getExternalStorageState()の戻り値で判断できます。

チェック用のコードですが、http://developer.android.com/training/basics/data-storage/files.htmlにあるisExternalStorageWritable()とisExternalStorageReadable()がそのまま使えるので、これを使うことにします。

外部ストレージにファイルを作成し、データを保存する

外部ストレージにファイルを作成し、データを書き込むコードは以下のようになります。
// 外部ストレージに書き込み可能かチェック
if (isExternalStorageWritable()) {
 FileOutputStream outputStream;
 
 // ※以下、例外処理は省略

 // 外部ストレージにファイルを作成し、書き込む。 
 File file = new File(getExternalFilesDir(null), "myfile.txt");
 outputStream = new FileOutputStream(file);

 outputStream.write("test".getBytes());
 
 // ちなみにDDMSで確認したところ、確認時の環境下では
 // "/mnt/sdcard/Android/data/[パッケージ名]/files/myfile.txt"
 // に書き込まれた。
 
 outputStream.close();
}
getExternalFilesDir()の引数にはディレクトリのタイプを指定します。
Environment.DIRECTORY_MUSIC や Environment.DIRECTORY_PICTURESといった定数を指定でき、
これらを指定することでディレクトリ内のデータがシステムから適切に扱われるようになります。
例えば、Environment.DIRECTORY_RINGTONESを指定したディレクトリにあるオーディオファイルは、着信音として扱われます。
これらの定数ではなくnullを指定すると、アプリ用ディレクトリのルートディレクトリが返されます。

外部ストレージに保存したファイルからデータを読み込む

ファイルからデータを読み込むコードは以下のようになります。
// 外部ストレージから読み込み可能かチェック
if (isExternalStorageReadable()) {
 FileInputStream inputStream;
 byte[] buffer = new byte[256];

 // ※以下、例外処理は省略
 
 File file = new File(getExternalFilesDir(null), "myfile.txt");

 if (file.exists()) {
  inputStream = new FileInputStream(file);
  inputStream.read(buffer);

  String data = new String(buffer, "UTF-8");

  inputStream.close();
 }
}

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